021 生き残りたいお坊さんがすべきは「まず一歩踏み出すこと」。

昨日Yahooニュースにもなった産経新聞の記事をご紹介します。

「檀家の『お寺離れ』どう対応? お坊さんたちが緊急シンポ」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000566-san-soci

これを読んで思うのは、「川下で待っていても仕事は来ない」ということ。お坊さんが自分たちの存在を記事通り「究極のサービス業」だと考えているのであれば、なおさらでしょう。

少し前に、お坊さんが運営する「坊主BAR」へ行ったことがあります。店は若い女性から年配の男性まで、お客様が一杯。途中でお経や説法をするイベントがあったり、各テーブルにお坊さんが来てくれて悩み相談に乗ってくれたり、ホストクラブというか占いカフェというか、そのようなノリもあってなかなか楽しいのです。そこでたまたまご一緒していたスタッフでないお坊さんが「ウチのお寺なんてお客様が全然来ないのになー」なんて羨まし気にボヤいていたのですが、それは当然ではないかと。

坊主BARのお坊さんは川下からお客様の方向へ一歩踏み出しているのです。中には「お坊さんがBARなんて」と眉をひそめるムキもあるようですが、それでも0歩と1歩、この違いは大き過ぎるでしょう。

の記事中には「人間としてつながることができる。新たに結ばれたご縁を生かすも殺すもお坊さん次第ではないか」というお坊さんのコメントがあります。昔のようなお寺と一般の方のコミュニティが作れない以上、お坊さんがすべき努力は、どのような形でもまず一歩踏み出す勇気を持つこと、これに尽きるでしょう。何もしなければ何も進むはずがありません。まぁこれはお坊さんに限らず、危機感を持っているビジネスマンでも同じですが!

ヒントルームLABOのプロジェクト「お寺のヒントルーム」では、お坊さんに新時代の新たなコミュニティづくりのヒントをご提案させていただきます!


ヒントルームLABO 代表・岡橋秀樹
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