328 お寺の困惑:亡くなる人は増えているのに葬儀が減っている?

インターネットのお坊さん派遣の業界の競争が激しくなっています。先日、大手企業複数社が業界に参戦予定との情報を書いたところ、いくつものお寺さんからご連絡を頂戴しました。

従来はこのようなビジネスモデルに否定的だったような大きいお寺までも、今は参加する傾向にあるようです。これは簡単なことでお寺の法務が目に見えて減少しているからということ。

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一方で葬儀も都市部中心の家族葬の増加傾向が徐々に地方へも飛び火しているようで、このような状況を以って葬儀への参列者が減っていることからお寺だけでなく葬儀会社の仕事も縮小傾向にあることは否めないのでしょう。

※参考①:公正取引委委員会の葬儀の取引に関する実態調査報告書(2017)
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h29/mar/170322_2_files/170322honbun.pdf
長い報告書ですが、冒頭の5ページ目くらいに出てきます。この報告書はおそらく来月2018年度版が公表されるので、そのときに最新情報をチェックしてみますね。

※参考②:厚生労働省の人口動態統計の年間推計(2018)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei18/dl/2018suikei.pdf
人口動態調査によるものです。

これにより価格の安い葬儀、お坊さん手配のニーズがさらに高まりを見せているということが分かるのではないかと。ちなみに我が事務所のある名古屋市では、葬儀・お坊さん派遣会社の専門葬儀ホールもオープンしているほど。

これにより、従来は主に仕事のないお寺が対応していた安価なお坊さん派遣などの仕事も確保が困難になるでしょう。その結果、何が起こってくるかというと…。大体想像が付きますね。

ヒントルームとしてはこの業界に参戦する予定はまったくありません。むしろお寺が主体となって社会や地域に貢献する新しいビジネスモデルをいくつも創出していく方針です。昨日も県外の複数のお寺さんのご依頼を受け資料を送らせていただいきました。本来であれば直接お会いして打ち合わせたいところですが、遠方ゆえLINEやFBにて失礼しております。もうEメールも使わない時代になりました!

弊社とのコラボにご興味があれば、ぜひお問い合わせ下さい。

 

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