107 勝手な時だけ自称・大手企業、勝手な時だけ自称・零細企業。

「ウチは大手企業並みの内容の仕事をしているから」

時々、スタッフにこのようなハッパをかけてこき使う経営者さんと出会います。だからスタッフは一生懸命やるべきだとの持論展開です。

それが給料や業者さんへの支払いの段となるとコロッと180度転身。

「ウチは零細企業だから我慢してもらわないと」

勝手な時だけ自称・大手企業、勝手な時だけ自称・零細企業。経営責任は棚の最上段ですから、ご本人以外は誰も納得しません。まったく応援する気にならない企業体質ですね。というか、単なるブラック企業です。

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話は変わって、先日ミーティングさせていただいたあるメーカーの社長さんが、このような発言をされていました。

「スタッフの給与を安くするのはやめたんですよ」

この会社では求人難に悩んでおり、外国人労働者雇用も含め様々な手段で採用をしています。離職率も高く、採用に関わる年間費用だけでもかなり大変なので、これまでは出来る限り採用や雇用のコストカットを一生懸命考えてきたとのこと。しかし試行錯誤の末に「安くするだけではスタッフが継続しない」と思い至り、むしろ給与は手厚くして雇用の仕組みそのものを見直す決意をしたそうです。経営責任を痛感して企業体質を変えたところ、雇用が安定し始めて無駄なコストがかなり抑えられるようになったとのこと。

「今は労働者が居なくて、結局はパイの奪い合いのようなものだから」

と本音もチラリとはおっしゃっていたのですが、結局は(この表現が適切かどうかはさておき)「安かろう悪かろう」のような悪循環になっていたことが最大の問題なのでしょう。しかし、素直に自己批判をして自分勝手ではない改善に取り組むその姿勢はスタッフや業者さんにも伝わります。努力を応援したくなりました。

このお悩みにある企業とコラボで雇用企画をご提案。仕組みをさらに大幅に見直していただくような内容ですが、「その仕事を誰がすべきか」という観点での採用計画です。

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ヒントルームLABO 代表・岡橋秀樹

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