049 名刺によるビジネスのアイデンティティークライシス。

昨日の続きです。

自分の職業をかなり限定してカテゴライズすることに抵抗を覚える方がいらっしゃいます。以前、かなり面喰う名刺を頂戴したことがありまして。仕事の紹介として掲載されていたのは「ホームページ制作」「各種印刷」「イベント企画」、まだこの当たりまでは良かったのですが、その他「害虫駆除」「厨房清掃」「雑貨輸入販売」「経営コンサルタント」、その他いくつも様々なジャンルのビジネスが掲載されていました。

つまりこの方、かなりの欲張り。自分はあれもこれもできる。あの仕事もこの仕事もオレによこせ。そんな感じでしょうか。しかし「何でもできる」=「何もできない」ですから。それぞれのビジネスへのかかわり方の薄っぺらさを自分で吐露しているようなもの。こうなるともう、ビジネスの自己確立ができなくなるのではないかと。簡単に言えば無節操でめちゃくちゃです。せめてビジネスごとに名刺を使い分ければいいのに。セコいだけなのかもしれません。

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確かにテーマを絞り込むことは勇気ある決断が必要。しかし、そのジャンルのビジネスに自信を持っているのであればしっかりと絞り込んで、まずはそこから成果を出して勝ち上がり、徐々に守備範囲を広げていくべきでしょう。というか、しっかり自己確立すれば自動的に広がっていくこともあるはず。

昨日のブログで紹介させていただいたように私の名刺には「お寺集客コンサルタント」という肩書きがあります。しかし、そのおかげで「お寺ではないけど、お寺関係の仏具とかを扱っている会社なら紹介できますが?」とか「神社なら知り合いが居るんだけど、対応できますか?」「お寺のホームページ以外、普通の会社でもいい?」とかの引き合いも来ました。もちろん大歓迎で対応させていただきます。そのうちキリスト教の教会からのご依頼があるかもしれませんね!

 

 

ヒントルームLABO 代表・岡橋秀樹
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