758 出来の悪い九官鳥。

サラリーマン時代に中間管理職をしている頃、心掛けていたのは「上司の言ったことを部下に伝えず、上司の言わないことを部下に伝えること」でした。

f:id:hintroom:20201004085214j:plain

例えば上司が「佐藤(仮名)は〇〇が全然出来ていないぞ!お前から厳しく言っておけ!」などと言われたとしましょう。その際、部下には「部長は君にかなり期待していたよ。〇〇さえ良くなればさらに評価が高まりそうだねー」などと伝えるというスキルです。逆に上司がただ褒めただけだとしても同じような話をする訳ですね。これは部下の言葉を上司に伝える機会があったとしても同様の配慮をするのが秘訣。

ただし、基本的にははっきり言ってウソをついている訳ですから本質がズレた発言、あからさまな虚言は禁物ですが。

当時、上司の言葉をそのまんま伝えるだけの工夫のない先輩もいまして、そういう方に限って言葉の上っ面をなぞって上司が怒っていることが分かるだけで、全くコトの本質が伝わらない。伝わってくるのは本質でなく、部下を貶めてとにかくマウントを取ろうとする欲望。いわばただ悪口を垂れ流しているだけの薄っぺらい思想にはうんざりしたものです。

あるいは言葉すらしっかり伝えることが出来ず、情報が全然足りないのでやはり本質が伝わらないとか。いずれにせよ、このような方を「出来の悪い九官鳥」と称して完全にバカにしていたので、自分が中間管理職になったときには冒頭のテクニックとバランス感覚に腐心していました。

考えてみれば現在、お客様との付き合いの中でも同じような工夫は重要です。ただし失敗した場合、失敗はサラリーマン時代とは比べ物にならないくらい致命的ですが。

 

 

#お寺集客コンサルタント
#終活セミナー
#お寺みまもりサポート
#企業終活
#ホームページ制作
#ネット広告

#一般社団法人プリエンド協会 代表理事
#ヒントルームLABO 代表
岡橋秀樹
https://pre-end.net/
https://hintroom.business.site/