013 “お役所仕事”が覆るかもしれない現場に立ち会うことが出来ました。

先日、公共事業の企業様に依頼されてある会社の社長様とご一緒させていただきました。そこで拝見したプレゼンが、久々に「プロの現場を見た!」と大いに感心する出来事だったので、都合により詳しくは書けないのですが一部をかいつまんでご紹介いたします。

前任者さんから引き継いだという責任者様のご依頼で、実際の現場や従来の業者さんの提案を部分的に教えていただいたのですが、お連れした社長様は即座に矛盾点や問題点、不明点を具体的・論理的にその場でネット検索しながらズバズバ指摘。責任者様の顔色がみるみる変わっていくのが分かりました。

その場で問題提起をしながら解決案まで具体的に提案していくスムーズなプレゼン。久々に見たホレボレするビジネスマンの姿でした。責任者様は当初「もう予算が通っているから参考意見としてうかがう」姿勢だったのですが、あまりに問題点がハッキリしたことから最後には「既存の決定をひっくり返した方が良さそうですね!」と発言するまでに。ダイナミックでしたねー。

実はこの責任者様、元々民間企業から抜擢された方。無責任な“お役所仕事”の問題点はどうしても見過ごすことができないとのこと。これまで引き継いだ仕事の内容は、ことごとく使っている外部業者さんが「値段が高い・納期が遅い・クオリティが低い」の三拍子だったようで。そこに役所ならではのたらいまわし型「無責任」が加わり現在のような悪循環に陥っていたようです。今回はその代表例のようなものではないかと。

むろん、前任者様は最初から意図していた訳ではないでしょう。そもそもは様々な情報が足りなくて、結果的にこのような事態を招いたのだと思います。正にそれをお役所仕事と言うのかもしれませんが。

仮に今回の提案が例え通らなかったとしても、確実に素晴らしい次につながる爪痕は残せたハズ。今回の仕事が少しでも従来の状況を変える一助になればいいですね。同行していただいたM社長様、ありがとうございました!

ヒントルームではこのように様々なビジネスの手配や分岐点となるための仲介業務も事業の一つとして位置づけました。今回の案件のみならず既に他の打ち合わせも進んでおりますので、具体化した時には考案中のプロジェクト名と共にここで改めてご報告させていただきます。

ヒントルームLABO 代表・岡橋秀樹
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