376 コラボには責任が伴う。

昨日、東京在住の10年来の友人と数年ぶりに会食しました。

10年前、東京・池袋での転職系イベントで出会って以来の仲です。私はその7年前に個人事業主として独立し、関わっていた仕事の全国FC展開に協力するため東京入りしてイベントブースで接客をしていました。そのときにご来場された方だったのです。

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当時サラリーマンでそろそろ退職して独立を考えているという彼に、仕事内容を説明させていただいたところ、「すぐに辞めて独立します!」ということになりまして。その時の私は、仲間入りしてくれる方が増えれば営業手数料が貰える契約をしていたのですが、ご本人には「よく考えて色々お調べになり、十分に準備をしてからでも遅くないですよ」と逆の説得をしました。

と申しますのも、7年前に脱サラした自分もそれなりの苦労をしてきていましたし、安易に飛びついて後に後悔されたら困ると思ったからです。営業マンとしてはいささか押しが弱いような気がしますが、でもそれが自分なりの責任感でもあるとの信念を持っていましたので。もう一つ言えば、当時の仕事には自信と誇りも持っていた、ということもあります。

仕事に誰かをお誘いして一緒にやっていく、というのは前向きで楽しいこと。しかし、当然ですがそれなりの責任も伴うはず。もちろん、最終的なジャッジをするのは選ぶ方ではあるのですが、そこに至るまでにその気にさせたのは自分ですし、選んでもらったからといって、そこから担当は違ってもハイお役御免という訳にはいかないかと。それが顧客満足に繋がる営業としてできるフォローアップでもあるはずです。契約さえ済めば自分の責任でないと目を背ける方もおり、その合理性を全否定はしないですが、ビジネスマンとしても人としても信用できません。

なお、その後に友人となった彼は、結局すぐに会社を辞めて仲間入りしてくれました。嬉しかった半面、責任を感じたので一生懸命フォローさせてもらったものです。

時は流れ今は私も彼も別の道の仕事をしているのですが、昨夜は当時に思いを馳せて今一度ご一緒できることがあるのではないかというビジネスモードの打ち合わせにもなりました。少しアルコールが入ったので、詳細や決め事につきましては近日また改めて。前向きな会談になったのではないかと。

1年ほど掛けてようやく様々な仕事の礎ができてきたのですが、ここに来て思わぬ盟友の心強い協力を得ることができるかもしれません。Iさん、改めてよろしくお願いいたします。

 

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