470 除夜の鐘への苦情について思うこと。

この数日、メディアでは除夜の鐘についての話題が頻繁に取り上げられています。深夜につく鐘は近所迷惑だとの苦情があり、中止したお寺が出ているといった内容で。

これについて意見を求められることが何度かありましたので、ここで書いておこうと思います。

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私が住むのは愛知県名古屋市緑区鳴海町という、旧東海道に面した古くからある町で、お寺の数が多いのが特徴。街中だけでも11ものお寺があり、「高齢者のデートコース」とも言われているのですが、そんな鳴海町で大晦日の名物は23時半よりスタートするイベント「鳴海七寺めぐり」です。

文字通り、7つのお寺が舞台となって除夜の鐘つきのみならず、様々な催しが行われる楽しい企画なのですが、深夜にもかかわらず町全体が賑やかに盛り上がります。小さな子供たちは眠い目をこすりながら一生懸命に鐘をつきたがり、大人たちも沢山参加。お菓子や食べ物、お酒などが振る舞われ、毎年このイベントを楽しみにしている人も多いことでしょう。

このイベントは23年前かにスタート。今や大晦日の名物となっているのですが、当初は地元の方ばかりだったのが、最近はSNSなどの発達により、他の街からも多くの人が訪れるようになりました。このイベントに文句を言う地元の方を見たことも聞いたこともないです。文化として根付いているのですね。

そもそも除夜の鐘の習慣とて、昭和に入ってからラジオ中継~テレビ中継がきっかけで大晦日の名物として普及したもの。決してもの凄く古い文化ということでもないのです。つまり言いたいのは、文句を言われるにはそれなりの理由があるということ。文句を言われるお寺の努力不足としか言いようがありません。

 

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