664 差別化には何かが足りない。
ここ数週間、いや数か月、いや数年に渡って考えていることです。
今手掛ける企画につきて、決定的に足りないものは何かと。それが分かれば差別化となり、労せずして仕事がどんどん出来るのですが、当然のことながらそんな甘い話などありません。
しかしここ数日における複数の方々との打ち合わせでキラリと見えたものがありました。
仕事のことを考えて自分が勝手にワクワクし、それが他人に伝わるかと勢い込んで話したところ、期待したほどのリアクションを得ることが出来ず失望した経験があるのは私だけではないでしょう。ところが最近手掛けている様々な企画は周囲にもそのワクワクが伝染して、私だけでない期待が膨らんでくるのが手に取るように分かったのです。
その感覚は、十分に溜飲の下がるものでした。が、なお漠とした不安不満は残ったままで。それが何か分からず煩悶していたのですが、数日前に突然意味が分かったのです。
それほど大げさなものでもなく、隠すほどのことでもないので書いてしまいますと「自分がお客様として満足できる、そしてワクワクできる商品かサービスかどうかというイメージが伝えきれていない」です。何をそんなに単純な、と思われるかもしれません。とはいえ、自分が自分の手掛ける商材の顧客になることが困難なケースも多々ありましょう。
想像を働かせるのも大切ですが、やはり自らが仕事の当事者となって初めて分かる経験が沢山あります。私が最近に実体験で得た様々な経験は、得難い仕事用のノウハウとなるに違いありません。
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