103 犬社長が亡くなりました。

昨夜9時過ぎ、長年ウチの事務所の看板犬だった犬社長ことハーポが亡くなりました。8歳でした。

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先日FBでぐったりして調子が悪いと書いたのですが、実はそのあとすぐに病院へ行って、そこで思いもよらぬ宣告を受けました。ガンが全身に転移しており、もう手の施しようがないというのです。ショックでした。半年前の検診では何の問題もなかったのに。つい1週間ほど前まで公園で一緒に走っていたのに。最近少し元気がなくなってきたけど、それは加齢によるものだと思い込んでいました。

「もういつ亡くなってもおかしくない。手術のために麻酔の注射を打てば、そのまま意識が戻らないだろう」と言われたのですが、頭が真っ白になるとはまさにこのこと。ショック過ぎて妻と絶句するしかありませんでした。しばらくして気を取り直し、「せめて苦しまないようにしてあげることはできませんか」と頼んだところ、先生は痛み止めのステロイドを注射してくれました。痛みが緩和したのか1週間ほどは穏やかに過ごすことができました。その頃FBに何枚か写真をUPしたのですが、さすがにガン宣告されたとは書けません。元気になったとも書けませんでしたが。

先週末になってまたぐったりしてきたので、息子を伴って病院へ。写真はその時に撮影したもの。これが最後の1枚になったのですが、辛いながらも笑顔で写っていたのは幸いです。しかし先生からは「残念ですがもう何もできません」と悲しい宣告。出血が止まらなくなるため注射も打てない状態でした。薬だけもらって帰宅したのですが、そこからはほとんど散歩もできなくなり、食事も水もあまり取れなくなりました。確実にその時が迫っているのが分かったので、家族で交代してできるだけ一緒に過ごすようにしました。

そして昨夜。帰宅後しばらくソファで一緒に眠ったのですが、安心して気が緩んだのか私のズボンに粗相をw その後私が仕事でオフィスに戻ったときに容態が急変。慌てて駆けつけると息も絶え絶えで。名前を呼んで体を撫でてあげたのですが、何度か大きく呼吸するとそのまま亡くなってしまいました。

いたたまれず外に出ると流星群の影響か、星が沢山見える美しくも悲しい夜空でした。しかしあまり苦しまずに逝くことができたのはせめてもの救いではないかと。その後は亡骸の横でしばらく飲んでいなかったお酒で献杯し、そのまま隣で朝まで眠りました。何よりも最期を看取ってあげることができたのは良かったです。

8年間本当にありがとう。年末にいつも賑やかで楽しく、大切な家族を失った我が家と我がオフィスはとても悲しく寒々しいです。

 

ヒントルームLABO 代表・岡橋秀樹
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